修学旅行の万博見学について申し入れ

2025年4月16日に、日本共産党江戸川区議員団は、教育委員会あてに下記の内容を申し入れました。各学校の判断になるとは思いますが、修学旅行先を変更した学校があると聞いて、さっそく申し入れをしました。3・11の原発爆発による放射能汚染を心配して林間学校に参加しなかった児童生徒がいたことを思い出します。また、コロナ感染症蔓延の中でのパラリンピックの見学の時、区教育員会が中止の判断をしたこともありました。生徒の安全を第一に考えての判断を期待するものです。

修学旅行における大阪・関西万博見学について

4月、新学期の学校は、子どもたちの入学・進級の喜びと、新しい教職員も加わってのスタートの時で、活気にあふれています。どの子も人権が大事にされ学びが保障され、教職員が働きやすく、保護者が安心して子どもを通わせられる学校をめざして、教職員のみなさんが努力されている様子が、学校だよりやホームページから伝わってきます。
年間の学校行事は、年度末に届け出が済み、修学旅行の計画も提出されていることと存じますが、大阪・関西万博についてはメタンガス爆発があったことから安全上の問題点が指摘されていました。訪問予定だった船橋市立中学校が、行き先をユニバーサル・スタジオ・ジャパンに変更と11日付で報道されています。開幕日の翌日から、学校遠足の受け入れがはじまり、子どもたちが見学する様子が報道されました。万博会場は、子どもたちがお弁当を食べる団体休憩所の真正面にガス抜き管があるなど、危険を抱えたままです。先生方の下見はされたのでしょうか。今後の児童生徒の見学時の安全が懸念される事態です。そこで、区内中学校の修学旅行先として万博見学の学校は、あらためて、再検討をする必要があるのではないでしょうか。以下要望します。


1, 万博見学については、生徒の安全確保優先の観点から予定している中学校での見直しを検討すること
2, 実施される場合は、子どもの見学通路や休憩所、バスターミナルなどの動線で安全面は確保できるか事前に確認されること。緊急避難対策を検討すること。
3, 安全性等への不安から修学旅行を欠席したり、会場にいかなかったりする生徒が出た場合、その生徒の学校生活、進学時で不利益が生じないようにすること。
以上