学校プール整備方針が公表

3月末までのパブリックコメントをとっていた、区立学校のプール整備方針が公表されました。一読した感想です。何よりも子どもたちのために判断することを求めます。17名より43件のパブコメ意見も公表されています。

江戸川区立学校プール整備方針(令和7年3月)についての感想

〇学校現場の先生方の意見を集約して案を練る。子どもの意見も参考にする。環境悪化による今後夏季プール指導が困難になってくる事情があることは当然踏まえるが、はじめから集約ありきではなく、学校で様々な指導してきた経緯を大事にしていく。その際、移動を伴う水泳指導の安全確保が最優先されることから、児童生徒の意見も聞いていく。
〇地域開放するプール、地域に開かれた学校としての役割が大きくなる。地域開放という視点で、小さい子ども向けの水深が低いプールの設置はどうか。西葛西スポーツセンターにあるような。小学校1年生の初めてのプールが怖い思いに対応する手立てが必要。中学校のプールに入るのではなく、浅いプールの設置をしたらどうか。地域開放ならじゃぶじゃぶ池にもなる。水遊びの内容を保障する設備が必要。
〇プール管理という教職員の仕事の軽減はできる。しかし、新たな設置校の教員負担は大きくなるため、地域開放のプールとして、学校とは切り離して運営したほうがいいか、民間委託ではない、区の職員による専門的な施設管理はできないか。
〇夏休みの学校主催のプール教室はやらなくていいのか。また、すくすくスクールの児童を夏休み中にプールに行かせる手立てをとれないか。
〇水泳授業の際の見学児童への配慮、見学ブース設置など。
〇実際に5校程度の共同しようとした場合、学校間の行事の調整、行事練習の調整、クラブ活動曜日の調整など、細かな学校間の打ち合わせが必要となる。これはかなり大変だと想像する。特に小学校低学年のプール指導は手間がかかり、移動には危険が伴う。安全安心の手立てを明確に示す。
〇水泳指導の際、該当校の養護教諭の負担が重くなる。プールサイドのAED設置は必須だが、プールの設置学校には特別に養護教諭複数配置または、看護師の水泳期間中の常駐配置が必要。
〇原案のプール指導60分の案では移動と準備の時間が短い。低学年は45分程度の指導時間となる。南小岩小学校の時程ではそうなっていた。子どもの移動と準備について、慣れるまで不手際が想定される。教員ではない専門の水泳指導員の配置をするべき。小規模校の指導は今でも指導員の特別な配置があるのでは?また、妊娠された教員の代わりの講師の先生配置はできているか。交換授業ではなく。妊娠中の水泳指導の付き添いをしなくてよい指導員配置を。
〇稼働床は維持費がかかるが、プールを5校程度の利用とするなら稼働床の採用をするべき。
〇着衣泳は必ず実施する。方法は工夫する。身を守るための水泳指導が必要となってくる。
〇設備が整うまで、年数がかかることは明らか。その間、暑い夏をどうしていくか。熱中症対策の工夫として簡易屋根を設置していく。