盛況!原爆展が終了

江戸川区原爆犠牲者の会「親江会」が主催された原爆展は、展示の工夫、わかりやすいイベント内容で、江戸川区の後援がありポスターで見ましたという家族ずれの方もたくさん参加され、大盛況の中6日間の展示とイベントが終わりました。初日の8月5日は約300名の入場者でしたが、6日は小ホールのイベント参加者ものべ500名となり、合計1500名くらいの方が来場、7日~10日は連日約1000名の来場者であったと主催者が話されていました。私は生活相談への対応や、大橋事務所の打ち合わせ、私用もありましたが、毎日原爆展に伺いました。2人の区議は6~8日まで議会委員会の都市視察で出張、1人は原水爆禁止世界大会の代表として長崎大会に参加していたため、大橋が代表して連日会場に出かけてイベントにも参加しました。

親江会の方やボランティアなど、原爆展を支える方ともお話しできました。会場案内のお手伝いも少しさせていただきました。親江会会長の山本さんは、閉会挨拶の中で、1年半前から丸木美術館に相談して準備し、多くの方の協力で開催できたと挨拶されていました。開催期間中は「眠ったかどうかわからないくらい、原爆の図を毎日見、その世界を見ていて、原爆の図のことや被爆当時の様子などが夢に出てきて眠れなかった」と。最後に「原爆行」を吟じられ締めくくりとされました。この「原爆行」の詩吟は、山本会長が挨拶の時に時間があれば必ず吟じられます。「原爆行」の詩をTシャツにして、原爆展ユニフォームの様にすたっふのみなさんが着ていました。私も1枚購入。

会場では折り鶴コーナーもあり、保育園の子どもたちの折り鶴と会員さんの折り鶴が展示されていました。

     

    

山本会長は、子どもたちにみてほしいからと、展示の絵を低い位置にとの会長の想いが随所に見られます.丸木美術館の原爆の図は惨状をリアルに表現しています。広島の基町高校の被爆者からの聞き書きによる原爆当日の絵も印象深いものでした。以前、青年劇場が高校生がかいた原爆の絵について劇にして上演したことを思い出しました。被爆者に聞いてそれを絵にする重みを劇にした忘れられないものでした。聞いた時の生徒の辛さ、どの場面を絵にするか悩む姿、劇の場面を今でも思い出せます。

8月6日の小ホールのEVENTでは、古今亭菊太楼さんの原爆落語「母のお守り」、山本会長と弟の山本浩二(元広島カープ監督)さんとの対談、映画の上映と盛りだくさんの内容に会場は満席でした。内容ももちろん素晴らしいものでした。