ぜひ5歳児検診を
子どもの発達を支えるために、小学校入学前の秋に行われる就学時検診よりも1年早く、5歳児検診(5歳になる年度の4月から5月ごろに実施)が必要と考えます。この間、何回も提案してきましたが、保育園や幼稚園に行っている子がほとんどで、事前に把握し支援につなげているので、必要がないとの議会答弁でした。
葛飾区は約3000人にアンケートを送付し希望があったお子さんの健診を行うという形が定着しています。江戸川区も「子どもの強さと困難さについて」のアンケートを就学時検診の際に保護者に記入してもらっており、入学前の対応に努力していますが、1年生入学の4月からの特別支援が必要だと判断し学校と連携するには就学時検診では間に合わないのではないでしょうか。特別支援教室で個別指導を受けている入学当初の5月1日で小学校1年生は2020年40名、2021年57名、2022年36名です。この1年生の数が2年生の5月1日には急増します。2020年40名の1年生が進級した2021年2年生では122名に、2021年57名は132名となっています。1年生の間にそれだけ増えるのですから、ぜひ、新1年生の入学時、はじめから支援教室での個別指導がうけられるよう5歳児検診を求めます。
昨年の秋に、特別支援教室の先生の数が減らされました。子ども10人に対して先生1人が、子ども12人に先生1人とレベルダウンともいえる都教委の方針が出てきたのです。反対意見をのべてきましたが、残念ながら改悪が進められました。子どもたちの様子はどうか、年度途中の教室へ入室する子を受け入れる先生方は過重労働になるのではないか、心配です。