Park-PFI?

江戸川区第四回定例区議会が12月9日に終了しましたが、日本共産党区議団は、8つの条例に反対。区の個人情報保護条例を廃止し、国の法律が決まったことからその「法律施行条例」に変えるという条例が3つ。総合レクレーション公園と新左近川親水公園を日比谷アメニスに20年間民間の指定管理にする条例、区立図書館すべてを5年間指定管理にする条例が4つです。

Park-PFIというのは聞きなれないですが、国が作ったこの制度、民間指定管理を導入すると、国や東京都の交付金で公園改修ができる、にぎわいづくりができると区が説明しています。公園と「にぎわい」と矛盾します。ゆったり過ごせる場、自然と触れ合える場、子どもから高齢者まで多くの方が利用できるように改修することが必要です。Park-PFIで、公園の規制がゆるくなることから、公園内にレストランやカフェなどの収益施設が建てられます。利用者や区民からのアンケートなどは実施されず、ホームページで主な概要がしめされただけで、施設建設に伴う樹木の伐採や、コストの削減と利益が優先される制度そのものに問題があり、区議団は反対しました。

区議団は、この条例が提案されてから公園を視察しました。区が議員に説明した案を紹介します。①西葛西駅に最も近い「子どもの広場」はきょうりゅう公園として親しまれていますが、この広場にレストランとフードコートを建設。レストランなどの建設には木の伐採が必要と考えられる。②虹の広場の噴水は残すが、他はイベントができる広場に改修、木の伐採あり。公園清掃の仕事をしていた方に聞くと、何本伐採するか見積をしていたとか。③新田6号公園のそばに壁打ちテニスコートを移設。④少年野球場などはそのまま残す。⑤壁打ちテニスコートの場所に、土俵と管理棟を移設、雨でも利用できるスペースを設置し、駐車場を広げる。⑥フラワーガーデンの噴水の2つを撤去して芝生にしイベント広場に、園芸ショップも。⑦富士公園のバーベキュー広場の拡張、アウトドアショップ。⑧球技場の一つを人工芝にして多目的広場に。⑨左近川公園に、スケートボードパーク設置、ドッグラン、ドッグカフェ、ペットホテル、バーベキューテーブル拡大、駐車場拡大。

1月(時期はまだ確認していません)に、また区民の意見を聞きますが、ホームページでのパブリックコメントです。ぜひみなさん、意見をお寄せください。