特別障害者手当月2万7300円

月2万7300円が支給される特別障害者手当、介護保険の要介護4,5の人なども対象になる可能性があります。

申請には医師の診断書が必要です。書類を整えて役所に提出すれば認定される可能性があります。ためらわずやってみませんか。長年診断書を作成してきた医師が「車いすで要介助の人は対象になります」といっています。

介護が必要な人が介護を我慢してしまうことがないよう、区は特別障害者手当を十分知らせる必要があります。江戸川区でも、この制度を利用する方が増え、予算も増やしています。ぜひ、可能性がある方は申請しましょう。

特別障害者手当は、著しく重い障害があり、日常生活に常時特別な介護が必要な20歳以上の人に、月2万7300円が支給される国の制度です。役所の窓口に相談してください。申請には医師の診断書が必要。障害者手帳がなくても申請できます。本人、配偶者、扶養義務者の所得制限があります。

肢体不自由の基準(いずれか一つ)と日常生活動作評価表(10点以上)を参考にしてください。

介護保険の要介護4,5の人は約148万人。対象外の特養ホーム入所者(40万人)を除いても約100万人。特別障害者手当の受給者は約13万1693人。もっと多くの人が受け取れる可能性があります。有料老人ホームなども対象です。

肢体不自由の基準(いずれか一つ)①両上肢の機能に著しい障害を有するもの、または両上肢のすべての指を欠くもの、もしくは両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの。②両下肢の機能に著しい障害を有するもの、または両下肢を足関節以上で欠くもの。③体幹の機能に座っていることができない程度、または立ち上がることができない程度の障害を有するもの。

日常生活動作評価表(10点以上)①タオルを絞る(水を切れる程度)、②座る(正座・横すわり・あぐら・脚投げ出しの姿勢を持続する)、③立ち上がる④片足で立つ ⑤階段の昇降 ⑥とじ紐を結ぶ ⑦かぶりシャツを着て脱ぐ ⑧ワイシャツのボタンを留める。この項目①~⑤を、ひとりでできる場合0点、うまくできない場合は1点、全くできない場合は2点。⑥のとじひも5秒以内は0点、10秒以内1点、10秒ではできない2点。10秒以内1点、5秒以内0点、⑦と⑧は、30秒以内にできる0点、1分以内1点、1分ではできない2点。

チェックして10点以上なら受給の可能性があります。かかりつけ医と相談するのもいいかもしれません。ケアマネや介護事業所に相談のってもらうのもいいと思います。