Park-PFIで、公園リニューアル?
公園のリニューアルをするとして、区民から意見を募集して、139件の意見があったと公表。リニューアルに期待するものもたくさんありますが、「賑わいづくり」への疑問、スケボーパークやドッグランは意見が分かれています。特にスケボーパークは、騒音被害を心配する意見が多くよせられました。また、お金がないと公園で過ごせないのはおかしいという批判の声も。
公園をPark-PFIでリニューアルする条例が2つ、今回の第一回定例会にだされています。
①総合レクリエーション公園リニューアル工事請負契約ーー随意契約(設計施工一括発注)契約金額:34億7073万千円 契約の相手方:大和リース株式会社東京本店と株式会社戸田芳樹風景計画
②施設の買い入れについてーーPark-PFI制度を用いて整備を行う公園施設を区の施設とするため 〇施設の所在:子どもの広場、ファミリースポーツ広場、フラワーガーデン、富士公園、新左近川親水公園 〇内容:園路、ひろば、植栽、芝生、ベンチ、野外卓、デッキテラス、バーベキュー場、インクルーシブ遊具、相撲場、スケートボードパーク、駐車場、駐輪場、水飲み場、手洗い所、案内板、ドッグラン等 随意契約:契約金額20億7113万9400円 契約の相手方:大和リース株式会社東京本店
この写真の芝生広場がスケボーパークの予定地です。右の集合住宅は国家公務員宿舎です。となりは臨海病院。対岸には民間マンションがあります。騒音の心配をされる方が多いのは、この立地です。スケボーパークをつくるなら、カヌースラローム競技場の西側、荒川河口の都有地を借りて作ることを検討してほしいです。ここは、かつて、臨海第二球技場で、硬式野球ができる貴重な場でしたが、カヌースラローム競技場建設のために廃止されました。
日本共産党は、区民の意見を十分反映していないこと、批判があるスケボーパークも含めた議案であり、随意契約の大和リースの親会社大和ハウスの経営の問題もあり反対しました。スケボーパークを仮に中止する場合は、条例そのものを変更することが必要となることから、拙速な結論は避けるべきと意見を述べました。国と都からリニューアルの費用が出るとはいえ、住民が納得できない状況で「議案をきめていただいて、はじめの一歩をふみださせてもらいたい」という区の姿勢は疑問です。