角野栄子児童文学館

ある区議のニュースで総額32億円とあるがこんなにお金をかけるのかという問い合わせがありました。児童文学館は、総合レクリエーション公園なぎさ公園の展望の丘に建物が完成し、今、内装工事です。今年の11月オープン予定で準備が進められています。総合レクリエーション公園をPark-PFI指定管理でリニューアルすること(日本共産党は反対)が3月議会で決まりましたが、この文学館は別に指定管理を募集します。

私も、工事費用を減らしたと担当者から聞いていたため、あらためて区に確認したところ、次のような説明がありました。

「2019年10月にプロポーザルで児童文学館の設計を募った。文学館8.4億円、内装展示2.1億円、公園整備2.8億円の予算。これに隈研吾事務所から問い合わせがあり、建物面積が増え公園の手を入れる面積も増えて規模が大きくなった。その後予算規模を縮小する見直しがされ、2021年22年度予算で、文学館約12.5億円、内装展示約6.26億円、公園整備約4.95億円、総額約23億円となった」

この写真は3月、桜の花が満開の時のものです。児童文学館建設と公園整備で約32億円かかるのを23億円まで減らしたという区の説明です。日本共産党区議団は、角野栄子さんが小岩に在住されていたこと、児童文学を書き続けている方でもあり、児童文学館の建設には反対の立場ではありません。しかし、お金をかけすぎることには意見を述べてきました。建設される地域の方への説明が不十分なことも指摘してきました。また、文化芸術を育成し支援する区の事業は不十分さがあり、伝統工芸も含め支援策を検討する必要があります。

みなさんの意見をお寄せください。