子どもの広場にお酒を提供するお店?

区立公園「子どもの広場」へ誘致される店舗に関する情報公開、透明性のある店舗選考を求める会の代表大野さんが、各区議に情報提供してくださったことを皆さんに紹介します。大野さんたちは緊急に署名を集め、12月16日に区の担当課に署名を届け、各区議に情報提供がありました。日本共産党区議団は、収益を得て公園の維持管理というのがPark-PFI事業であり、区民の財産である公園を利益を目的とする民間事業に提供することには一貫して反対しています。今回は特に「居酒屋」の店舗ではないかという区民の疑問が区に出されたことから委員会の課題となりました。この議事録は大野さんの記録を参考にさせていただきました。大野さんは、正確に記録をとられています。(正式な議事録はまだできていない)

 

12月18日生活振興環境委員会では、金井区議の「アルコールを提供する飲食店と聞いたが」との質問について、担当課長から、「子どもの広場の出店のお店がお酒を出すのはどうかという要請が12月16日にあった。①江戸川区は開業前に予定店舗の情報を公開してください。②予定店舗を白紙撤回し、導入予定の事業形態を公開してください。③②について江戸川区民の同意を得るために区民との協議会を開いてください。この内容は、大和リースと協議している」と答弁。区議「居酒屋が数店ということか」。課長「区は要求水準書を出しており、アルコール提供も可とするとしており、その水準を満たしており可能かなと思っている。居酒屋という認識は区と違う」。区議「お酒の提供というのは違和感がある」。課長「居酒屋というイメージはなく、アルコール提供は可ではある。持続可能な公園として大和リースと協議していきたい」。区議「収益を得て公園の維持管理というのはわかる。区民の意見を聞きいい公園にしてほしい」。

川瀬区議「道路をへだててメキシコ料理の店もある。酒が悪いとは言わないが公園の中に居酒屋をつくるというイメージではないんでしょ。大和リースとか住民とか話し合った方がいい」

田村区議「Park-PFI事業には、メリットデメリットがある。令和3年12月締結の要求水準書には夜の利用とかアルコール提供も可だが、極論すれば居酒屋も可。いまさら水準書は変更できない。協定書22ページ45条に風俗営業や暴力団関係のもののほか、著しく公園環境を損なうことが予想される用途制限するとあるが、制限かける主体は江戸川区か、罰則はあるか」。課長「制限をかける主体は江戸川区。罰則は、損害を受けた場合は金銭のやり取りもある」。区議「協議は住民の協議と重なるのか」。課長「あってはならないが住民が著しく公園の雰囲気に合わないと思えば区に言えばいい?」。課長「はい。改善命令も江戸川区が認めれば出せる」。区議「そういうことがあれば、改善してほしい」。

大橋「議案審査の時にも触れたが、定期的に話し合うとはどんな場か」。課長「定期的に話し合う場がある」。大橋「その場をきちんとやることが大事」。課長「やる」。大橋「①令和5年6月の基本計画に賑わい施設の内部と広場を多くの子どもが集まる教育の場とする」とある。その説明と完成した子どもの広場の使い方にギャップがあると感じるのでそこはどうか。②大和リースと日比谷アメニスのどちらが駐車場を管理するのか。他の駐車場は日比谷アメニス。③ゾーニングをした遊び場はリニューアル前に比べると少し面積が減る。外で飲食をするかもしれないとあったが、遊び場をゾーニングで保障しているのに、説明がずれている」。課長「基本計画11ページ,賑わい施設整備方針の中に、地産食材を使った料理教室、バーベキューやスケートボードの体験教室を通じ、学びの場と成長の機会を提供する」とあり、学びと成長の場をそのように提供する。②店舗とをたしな駐車場は大和リース。外枠は特定公園施設で日比谷アメニス。③ゾーニングについて、あくまでも店舗内での飲食。テイクアウトで食事ができる場所を設置している。子どもが遊ぶ場所もほぼ同じ面積で確保している。店舗の利用と子どもの遊ぶ場のゾーニングをした」と。大橋「①はどの店でやるか回答なし。フードコートは5つのドアがあり5店舗。開店時間は夜限定か、子どもは昼間は来る。ゾーニングなら時間も関係するが店任せか、制限かけられるのか」。課長「テナントの営業時間は大和リースの範疇なのでその旨は伝える」。大橋「園庭のない保育園があそこを園庭として届けている。店の外を子どもも大人も使うことになる。話し合いをしてほしい。キッチンカーの計画はあるか」。課長「今はない。スペース的に可能なら許可したい」。大橋「それはやめてほしい」。

滝沢区議「①「子どもの広場」の名称は変更しないのか。②署名の受け止めは、③店内の店のイメージは、④フードコートは共用スペースとテイクアウトができるがどうか、⑤トイレは、⑥教育の場ということを理解足て出店しているのか」。課長「①名称変更しない、②法的拘束力はない。声があると認識している。③にぎわいのあるお店、おさけをたしなめる程度。④共用スペースは計画中、⑤トイレは事業者が設置するといっている、⑥区はお願いしている。事業者の方でそういった機会を提供してもらえると思っている」。区議「求人情報では、お酒がメインと区民が思うのも間違っていないと思う。共用スペースは次回報告してほしい。保育園学校は区から情報提供するのか。モニタリングは。フードデリバリーのバイクや自転車はどうなるか」。課長「モニタリングは3か月に一度が基本協定。今は毎週やっている。大和リースに伝える」。区議「営業時間、店について発表してほしい」。課長「開示は調整中。

この委員会の後、12月20日に、大和リース、戸田芳樹風景計画、日比谷アメニス、江戸川区が共同で店舗名も含めたリニューアルの内容のプレス発表をしました。どれも店舗名だけで、内容は不明です。子どもの広場のテナント店舗名は4つ示されましたが、お酒の提供などわかりません。1月25日10時から新しい公園サービスセンターでオープンセレモニーを行い、11時より公園見学会を開催となっています。引き続き、誰もが安心して利用できる公園として江戸川区が責任を持てるのか求めていきたいです。

大野さんたちの会には1月9日18時より地元のコミ館で協議会を開くとの連絡があったようです。次回の区議会の委員会は1月9日10時からです。傍聴ができる方はお出かけください。

公園は1月10日から利用ができます。