雷の大般若

毎年2月の最終日曜日に行われている雷の大般若に初めて参加しました。広報えどがわの2月15日号でも取り上げていましたが、今回は復活50回目にあたります。

前日の夜には転読会(経本を持ち上げて回し、経をすべて読み上げたものとすること)を行い、当日は600巻もの経本を収めた6つの箱を担ぎ出して家々を回ります。この箱は50キロもあります。朝9時頃から午後3時頃まで、この経本が入った箱を担いで地域の家々を回って無病息災を願って角付けをするのですから体力が必要です。当日は朝早くから箱を担ぐ男性たちがお化粧をし着物を姿になります。8時40分ごろに出発式を真蔵院(東葛西4-38-9)で行うため、私は8時半ごろに真蔵院に行きました。原純子都議も一緒です。近くの小学校の校長先生がおいででした。副校長が担ぎ手になったとか。参加者の紹介があった時は、警察官や地域の会社の従業員さんも参加されていることがわかりました。拍手で送りだし、地域をまわる様子も少し見学しました。担ぎ手は小走りで行動しています。50キロの重さを担いでいるとは感じさせないくらいです。道路には地域の方が待ち受けています。いつも角付けをしてもらうという方にお聞きしましたら、この日は門を開けてまっていますよと。元気がもらえるお祭りです。

江戸時代にコレラがまん延した時際、地域の寺の住職が家々を回り、被害を免れたことがきっかけで行われるようになったといわれています。その後、結核にかかった妹のために、兄が妹の服を着て厄払いをしたことから女装するようになったという説が有力です。