前進座「裏長屋騒動記」
30日(金)3時半~6時半、日本共産党東京都後援会のとりくみで、前進座の観劇をしました。楽しいひと時でした。しばらくぶりに大きな声を出して笑いました。松竹新喜劇の曾我廼家寛太郎さんの客演で、一段と面白くなったと思いました。寛太郎さんは「らくだの馬」と称する関西から来た長屋の住人で、ふぐの毒に当たって死ぬ設定。その死んだ「らくだの馬」の風貌が化粧によって大きく変わるところも歌舞伎の要素を感じます。殿様のとぼけた動作と話し方の歌舞伎を活かした演出、フーテンの寅さんを思わせるような演出で、山田ようじさんの監修・脚本のおもしろさが随所にみられました。死んだ「馬さん」にかんかん踊りをさせるというやり取りが、一段と面白かったです。最後はめでたしめでたし。結婚式の祝いの唄が素晴らしく聞きほれました。素敵な舞台でした。

日程が取れれば、もう一回見たいです。日程の都合で2回目は無理なのはわかっていますが。6月8日までやっています。