物価高騰対策、命を守る熱中症対策を
第二回定例記議会で、大橋は、3つの課題で質問しました。まず、物価高騰対策、命を守る熱中症対策です。

日本共産党が現在とりくんでいる要求アンケートにたくさんの声が届いています。買い物に行くのが怖い、お米の価格はなぜ高止まりなのか、年金が少し引き上げと聞いたが物価高で目減りしている、給付金はないのか、国保料が高すぎる、公共料金を下げてほしいなどです。
東京都が家庭用水道基本料金の4か月無償化を決めました。日本共産党都議団が一貫して水道料値下げを求めてきたことが都の姿勢を変えました。熱中症対策だけでなく、物価高騰が続く中での公共料金引き下げはくらし応援の大きな力になります。区長は招集あいさつで「命と暮らしを守るための取り組みを迅速にかつ効果的に行う必要がある」とし、75歳以上の方がいる世帯に対し、電気代補助に5000円支給を提案しています。区がさらに、東京都に対し、水道基本料金無償化の継続を求めてほしいと考えます。
区は熱中症対策として、エアコン設置補助をすすめていますが、所得は生活保護基準としながらも資産要件を加味しているため、この3年で約50件の利用にとどまっています。今年の補助額は54000円から67000円に増額されましたが、補助件数は20件の枠です。これで、熱中症対策といえるでしょうか。今の補助条件では、年金収入が少なく年間所得が条件に見合っても、約50万円以上の預貯金を持っていれば申請できません。また、ひとり親世帯、生活保護世帯の適用も検討すべきと考えます。エアコン買い替えのために少しずつ貯金をと考えても、物価高騰でやりくりができないのが実態ではいでしょうか。
質問①命を守る熱中症対策、物価高騰対策として、都に家庭用水道基本料金無償化の継続を求めてほしい。
答弁:都に対し、継続を要望する考えはない。
質問②エアコン設置及び買い替え補助の要件を緩和し、生活困窮世帯のみならず、ひとり親世帯、生活保護世帯への拡充支援を。
答弁:助成対象には一人親も含まれる。生保世帯には保護費での購入が前提であり、細やかな支援をしている。
以上、残念な回答でした。水道基本料金は、我が家では1170円。4か月で4680円の減額となります。東京都は、水道料金未納世帯には水道供給をストップします。原純子前都議からその話を聞いた時に驚きました。「命の水」です。東京都の冷たい姿勢をやめさせたいです。また、下水道料金が高いので自宅ではなく公共のトイレを利用するという話も伺いました。