Park‐PFI事業はやめるべき
第二回定例会の2つめの質問は、区民・利用者の声より事業者丸投げといえるPark‐PFI「リニューアル」事業の中止です。

区議団は、Park―PFI事業に反対し、区の責任での公園リニューアルを求めてきました。今年1月にリニューアルオープンした子どもの広場、ファミリースポーツ広場、新左近川親水公園について、改善を求める声があります。区民・利用者の声を受け止め、今からでもこの事業を見直すべきと考えます。
市民団体が、子どもの広場に関して、今年の4月から5月の1か月間の利用者アンケートを実施した結果によれば、公園が新しくなったことを歓迎する区民もいますが、お酒を提供するお店については、問題ないは1割程度、反対または制限希望が7割以上です。子どもの広場の東側エリアは、土の遊び場が、樹木の大量伐採で木陰はほとんどなくなり、アスファルトにカラー舗装で照り返しの暑さが心配、通行人が多い、遊び場のスペースにキッチンカー出店や自転車の駐輪が多い、築山から子どもが駆け下りた時が心配などの声があります。
新左近川親水公園のバーベキュー場の匂いが風向きによってきつい、ドッグランができてから土日も朝7時からの犬の声が響きゆっくり休めない、騒音計で60㏈あった、別の場所に移してほしいとの声があります。
ファミリースポーツ広場の土俵で6月1日に相撲大会が行われましたが、応援に行った人から4本の柱が土俵に近すぎる、日差しを防ぐ屋根が小さいなどの意見がよせられました。
さらに、今後の公園ニューアルで、15箇所のトイレが5箇所も減るのは大きな問題です。富士公園のまわりに3か所あったトイレが1か所になるのは、江戸川区の公園の魅力が減ることになります。
区は、HPで、リニューアルした公園を安全安心で快適な公園にするためにと、「地域の皆様のご意見をお聞きしながら公園の管理運営を行ってまいります」としています。しかし、私がしめしたような、改修後の声を聞く機会を設けたのでしょうか。そこで4点質問です。

①公園利用者や近隣住民へのアンケートなどの聞き取り調査を改めて行い、出された意見をふまえた対応策を行うことが必要と考える。
答弁:今後も地域の意見を聞き管理運営を行う。
②子どもの広場の暑さ対策や安全対策を徹底すること、子どもの広場の遊ぶスペースを狭めるキッチンカー出店をやめるべき。
答弁:暑さや安全対策は配慮や工夫をしている。キッチンカーは利便性向上に寄与している。
③安全で快適な公園の維持のために、指定管理者への委託ではなく、区の直営にもどすべき。
答弁:今後の指定管理者による管理運営を行う。
④今後の公園ニューアル工事は、Park‐PFI事業はとりやめるべき。
答弁:今後もPark‐PFI制度の活用も視野に入れ、最適な整備手法を選定していく。
区長は、指定管理を実施した令和5年4月以降アンケートを継続して行っており、リニューアル後の1月~3月では、酒類の提供は夜間のみにしてほしいが1件だけであったと答弁しました。市民団体が独自に4月~5月に集めた利用者アンケートを無視したのは本当に残念です。引き続き問題点を指摘していきます。