第45回原爆犠牲者追悼式

今年は、45回を迎えました。被爆80年の被爆者の想い、核廃絶の願いが、子どもたちから語られ、世代継承の力強さを感じた追悼式でした。区長も参加しているのは大事なことです。

中学校の生徒は言います「戦争の全貌を知るのは難しい。被害者、加害者両方。偏った情報から抜け出す。奪われる命をこれ以上増やしたくない。平和を伝えていきたい」と。さらに、「原爆を知ったのは、2023年1月に親江会から学んだこと。東京大空襲の焼夷弾のことなどを戦災資料館で学んだこと。戦跡の都内巡り、沖縄戦のことなど学んできた。今年も3年生のフロアで鶴を2000羽折った。」この発表に会場から大きな拍手を送りました。

高校の生徒会長は、「非人道的兵器・原爆を避けられなかったのか。はだしのゲンのアニメがきっかけで原爆を知った。戦争への道を進む日本。過去を学び、同じ過ちをくりかえさない。無関心こそ課題。先輩に韓国人がいて兵役の義務があることを知った。敵どうしになったらどうしよう、戦争を身近に感じた。知ること、伝える事。平和を語り継ぐ教師になりたい」と結び大きな拍手を受けました。知ることの意味、伝えることの大切さを子どもたちから学びました。

式典のあと、原爆犠牲者慰霊碑に献花をして、事務所に戻りました。