学校建設予算で臨時区議会

江戸川区は学校改築を進めています。そのおおもとは平成19年に作成した計画であり、年3校改築の計画の無理があるにもかかわらず、見直しをせず様々な矛盾が出ています。何と言っても、2年前の学校改築の入札をした3校(一之江小、上小岩小、葛西二中)のうち、上小岩小と葛西二中が入札不調が4回続き、今、随意契約をせざるを得ない状況になったことです。一之江小だけはスターツが建築を進めています。物価高騰、建築業界の働き手確保の困難さなどが示されていますが、予定より2年遅れている状況をどうするか、新たな改築予算を確定するための区議会臨時議会を8月1日に開催しました。

予算案は、上小岩小総額68億5000万円、改築工事来年からの予定、葛西二中総額82億6000万円、改築工事秋からの予定。費用の算定根拠があいまいで、随意契約では公共事業としてよいのかという根本的な問題があるものの、これ以上工事ができない状況を解決するために学校改築計画の見直しを指摘して、日本共産党区議団は賛成しました。また、教育委員会に、建築の専門家がいないため、学校改築に関わる部署を統合し、学校建築課の新設も提案していきます。

この金額で業者と交渉することになりますが、区外業者、区内業者とも、今まで入札に応募してきた業者に区が打診はしている様子がわかりましたが、予算が議会で承認されないと交渉を煮詰めることができないとの説明でした。