小学校の登校時間前の居場所9校で先行実施

「小1の壁」といわれてきた、小学校入学に伴う共働き世帯の課題がひとつ解決の方向です。

私が仕事と子育てを両方頑張っていきたいと50年前から行動し、「ポストの数ほど保育所を」というスローガンとともに、保育所増設の運動を進めました。1年に5か所の増設ができ、行政への働きかけの大切さを実感しました。そして、子どもの小学校入学が近くなった時に、「次は学童クラブづくりよ」と、学童クラブの増設運動に取り組んできたことが私の歴史でもあります。そして、学区域外で少し遠い場所でしたが、長男に学童クラブ増設が間に合いました。長女の時は、もっと近くに増設できより安心しました。職場が車で5分という職住接近でしたから、子どもと一緒に家を出て職場に間に合いました。恵まれた環境だったと思います。今は、遠距離通期の方が多く、通勤に1時間以上というのが当たり前でしょうか。保育園は7時半から預かりますが、学校は8時10分までに登校が通常です。この間、校門の前に待っている子がいるということから、対応策を考え、子育て支援の一環として、7時半から学校の中に安心して過ごせる居場所をつくることになりました。

実施時期は9月以降、先行実施校:平井西小、西小松川小、第三松江小、二之江第二小、第二葛西小、宇喜田小、篠崎第二小、下小岩小、上小岩小。準備ができ次第、全校に拡大していく。

日時:平日午前7時半~登校時間まで 長期休業(夏休みなど)・学校休業日などは午前7時半からすくすくスクール(学童クラブ)開始時間まで

対象:保護者が児童の登校時刻より早く出勤する等により、希望するご家庭の児童(全学年の児童対象)※長期休業中は学童登録者対象

体制:シルバー人材センターに外部委託

費用:無料

予算:25,052千円

自治体によては、朝食の提供もすることもありますが、まずは、居場所の確保をして、その後のことは考えていきたいですね。朝ご飯を食べずに学校にくる子は、この居場所を利用する子どもだけではないから、朝食の提供をするなら、おにぎりが欲しい子はどうぞといって、学校の昇降口に置いておくなどの方がいいかなと考えます。私の同僚は、担任している子で朝ご飯を食べてこない子に別室でおにぎりを食べさせていたことがありました。私はそこまでしませんでしたが。子どもたちが元気にすごせるように、様々な手立てが必要です。行政の力でやれることをしっかりやっていきたいです。