少年サポートセンターひろしまを訪問
少年サポートセンターは全国にあります。江戸川区にも東部地域の墨田、江東、葛飾、江戸川をたばねた少年センターがあります。江戸川区年金事務所の北側です。青少年問題協議会でサポートセンター所長にいわゆる「トーヨコ」の話をお聞きしたことがありましたが、具体的な活動内容については予備知識がありませんでした。
少年サポートセンターの運営状況を詳しくお聞きしました。説明されたのは警察から市の職員として2年間派遣された方です。警察手帳は今は持っていないとのこと。2015年4月に開所し、少年の支援をワンストップでやるとのこと、福山と東広島なども開設を準備中。(都内には8か所)教育委員会とも連携。主な仕事では、少年相談、居場所づくり(少年サポートルーム)、中学校などへの支援、街頭補導活動、非行防止セミナー、ネットパトロール。

少年相談では、不登校、たばこ、親の財布から現金・カードを盗む、家出、性被害、ネット依存などが挙げられていました。全体に相談件数は減少、SNS,暴力、金品持ち出しなどが多いとのお話でした。
相談センターでは110番で相談できることを知らせたいとしています。江戸川区の少年センターはどのように活動しているか聞いてみたいです。居場所作りでは「少年サポートルーム」の活動を参観させていただきました。サポートルームはボランティア活動で今12名の学生が登録しているとのこと。中学校等への支援では、現在7校14名で、問題を抱えている子への支援、教職員への支援も実施しています。先生には言えないけど支援員には言えることもあるとのこと。子どもたちには身近に信頼できる大人がいることが欠かせません。街頭補導では、学校の先生方とまわっています。お祭りや様々なイベントにも。広島市では青少年指導員(地区担当)を各学校(133校)に6名以内を配置しています。現在は741人。市長が委嘱。主な店舗の万引き防止などの見守り。児童相談所との連携も。ネットパトロールの問題発見数は令和6年で529件、10年前は1764あったので減少傾向。
子どもたちのために熱意をもって取り組んでおられること、とりしまりではなく、尊重する姿勢、円滑なコミュニケーションをこころがけており、そのためのスキルを高めたいとのまとめでした。そして、実際のサポートルームでの学習会を参観させていただきました。ありがとうございました。