戦争展、学習、そして感動
第25回戦争展は、9月14日15日の2日間で、たくさんの方が来場され、好評のうちに終わりました。2日目の最後は50名を超える大合唱団の歌声のフィナーレ、「青い空は」でしめくくり、感動しながら私も一緒に歌いました。平和の唄の大合唱は心に残ります。準備をされたみなさん、ありがとうございました。展示物も工夫があり、見るだけで学習できるものでした。

永田浩三さんの「地球から戦争と各兵器をなくしたい 私たちはなにをすべきか」という講演は、写真や資料を使ってのわかりやすい話でした。1時半から3時15分まで、濃密な時間でした。パレスチナガザ地区へのイスラエルの攻撃はまさに皆殺し。ハマスが先にイスラエルを攻撃し人質を連れ去ったことは問題であるが、その仕返しに学校病院を爆撃し、食糧供給所を爆撃するというやり方は、ジェノサイドであり、国際法上許されない、報道取材に入ったジャーナリストもかなり殺されている。さらに、数日前のハマス幹部の殺戮はとんでもない。停戦の話し合いにカタールのドーハに来ていたのにイスラエルがピンポイントで殺戮してる。しかし、このような原因を作ったのは、ユダヤ人をパレスチナに送り込んだアメリカなどの戦略によるものであり、パレスチナ人がイスラエルにはむかうのは歴史的に当然だとも。パレスチナガザ地区の人たちは飢え死にの状況が目前だとの指摘に苦しくなるばかり。戦争やめさせる声をあげていく大切さを実感。駅でもしっかり訴えたい。永田さんのお話はウクライナのことにも。いま停戦となると4つの州がロシアに帰属することになると。
被爆国の日本が体験した悲惨さ、治療ではなくデータだけ持って行ったアメリカ、多くの日本人が原爆について詩や短歌俳句で表現している。日本政府は被爆した死者に何も保障していない。
今、連帯して声をあげる事、国連に対しても。世界中が手を携えてと、呼びかけました。