子どもの広場を子どもたちに
決算特別委員会で10月3日は、環境部の質疑が行われました。私は、羽田新ルート中止を求める声をいつもとりあげていましたが、今回は、委員会所属を交代したため、太田区議に質問をお願いしました。
大橋は、ParkーPFI方式の公園リニューアルの問題をとりあげました。特に子どもの広場は、お酒の提供をする店舗が続々と開店し、夏には、築山の4本の若い樹木しかなく、木陰ができず環境対策も求めました。担当の水とみどりの吉沢課長が、私の質問に答えた内容の特徴的なことをのせます。正式な議事録ではないことをご承知おきください。

大橋:子どもの広場(写真)で遊ばせている保護者からの聴き取りをしているか、子どもの広場の名前にふさわしい子どもへの安心安全配慮をどうしているか。
課長:子どもの広場を特定してアンケートはやっていないが、安全をめざし、園路整備、老朽化対応、夜間の人の目などを配慮している。
大橋:子どもの遊具のそばに駐車場をなぜ配置したか。ParkーPFI方式による公園面積の12%の建物容積に含まれるのか。
答え:駐車場は12%には含んでいない。子どもの広場は西葛西駅に近く区の顔となるエリアであり、区の魅力発信のために駐車場は必要。
大橋:店舗に入る大人の通行、キッチンカーのために子どもの自由に遊べるスペースが確保できていないがどうか
答え:確保できている認識だ
大橋:カフエから子どもの遊ぶ様子がみられるというイメージでガラス張りの店舗かと思ったが、お酒の提供の店舗になっていり、どうしてガラス張りか
答え:基本計画により景観を配慮した。採光、風通しを良くするため。駐輪は課題だと認識している。
大橋:市民からデータをいただいた。木陰と遊び場と10度も違っていた。飲食店から出る排気と熱気がさらに環境悪化につながっている。暑さ対策、環境対策をどうするか
答え:区も温度を計った。カラー舗装はアスファルト舗装より低くなっている。今後樹木の成長もあり、維持をしていく。
大橋:ParkーPFI方式をほかの公園も対象にするのか
答え:地域住民のニーズ、にぎわい創出のためすすめる
区の態度答弁は、本当に残念です。公の財産を「にぎわい」もうけのために提供することは納得できません。
委員会のやりとりのあと、「駐輪対策には何かやっていくことを検討中」と、課長に確認しました。このような、お酒の提供の店舗が20年の契約で続くのかと思うと、一番初めの「にぎわいづくり」という区の姿勢が大きな問題だと改めて思います。新庁舎建設予定の船堀地域も「にぎわいづくり」です。地方自治法にある住民の福祉のための自治体の原点を大事にしていくために頑張ります。