葛西二中 祝70周年

葛西二中は学校改築のために、現在はプレハブ校舎で学んでいます。体育館はそのまま利用しているため、70周年記念式典は体育館で行われました。植木校長は7年目を迎えており、式典の校長式辞でも「葛西二中」を「かに中」と親しみを込めて話し、大好きな学校だと締めくくりました。子どもたちの楽しそうな様子がわかる行事で、改築中であっても充実した教育活動が行われていると感じました。

式典全体に元気な声が響きます。元気なのは「かに中」の伝統だとか。式典の第二部では、校章のイラストは何かという質問に多くの生徒が間違えるという面白さ、生徒に任せた自由な雰囲気を感じます。また、ダンスクラブによるダンスの発表、吹奏楽部の演奏とさすが中学生という表現が続き大きな拍手を送りました。音楽の先生がマツケンサンバの踊りを教えて、吹奏楽の演奏で、参加者全員でダンスパフォーマンスという想定外のおもしろさもあり、楽しい式典でした。最後は「いつかこの場所で」という音楽の先生の創作曲でしめくくり。こういう形の式典ははじめてでした。生徒の想いが伝わる充実した内容でした。場所をホテルに移して祝賀会。お世話になった校長とPTA会長に感謝状を贈ります。会場は風船がテーブルごとに飾られて華やかさを。PTAの皆さんの心づくしの装飾に感謝します。風船をおみやげにいただいて帰りました。

  

葛西二中の学校改築の入札不調が4回続いたというかつてない状況もあり、新校舎ができないまま卒業する生徒が多くなっているのは申し訳ないと思います。都内はタワーマンション建設が増え、再開発という大きなプロジェクトが優先され、学校改築が後回しにされているのではないでしょうか。いま、タワーマンションは投機の対象となっています。いびつな経済を立て直し、暮らしを豊かにする好循環の経済にしていきたいと日本共産党は提案しています。