薬剤師さんと懇談

コロナ感染症の広がりの中で、薬剤師さんたちは、コロナ感染症陽性の方の薬の処方をしています。薬剤師会の方と9月7日、行政で改善してほしいことなどをお聞きしました。

お話では、調剤薬局に処方箋をもって来る方の半数以上がコロナ陽性者とのこと。「解熱剤のカロナールの入手も難しく、次の入荷は10月終わりごろ」とか、現状をお聞きすればするほど、医療崩壊と思われる事態に驚くばかり。また、「昨年学校などに配布されたPCR検査キッドなども学校で十分使われずもったいなかった、薬剤師会に相談してほしかった」と。医療機関との連携が大事なコロナ感染症対策、薬剤師会との連携も視野に入れていく必要があります。

さらに、マイナンバーについても問題点を指摘されました。「電子申請に必要な機器は42万円かかるが、後から補助金が出る仕組み。10月からマイナンバーでの薬局処方箋申請がはじまるが、従来と点数が違ってくる。2021年6月18日にマイナンバー活用が成長戦略として閣議決定された。紙ではなく電子申請になり、ドクターもオンライン診療、処方箋もオンライン、薬をウーバーなどで自宅に配達となる。従来の紙の処方箋とお薬手帳のほうがやりやすい。個人情報が守れるのか」との話は初めてお聞きしました。電子化すれば災害時などはメリットはあるとのことでした。の支援をしているが、

江戸川区は、事業者へのコロナ対策で融資の利子補給をしている。2年据え置き10年返済だが、5年据え置き20年返済にできないか、多くの区内事業者が融資を受けている。雇用破壊につながるから改善してほしいと、現場の声を聴いてほしいと率直に話されました。さっそく、この融資の件は9月9日の生活振興環境委員会で質問してみます。

江戸川区の学校で薬物乱用の授業をやっているが、学校によって温度差があり、他の学習課題もあり、2年か3年に一度の学習となる。薬物乱用防止ポスター展もやっているが、もっと薬剤師会を活用してほしいとも、学校の環境衛生を守るために年間9回の教室やプールの検査を行っている、養護教諭とも話し合い週に一回は学校訪問をし学校だよりなどでもよびかけている。また、子どもの医療費が無料だから月7回も処方箋を持ってくる人がいる。薬局は最終段階の医療でもある。適切な対応を考えていきたいと話されました。子どもの医療費無料化は来年4月から18歳まで適用されます。無料化を前提に、貴重な薬を無駄にしない視点も必要ですね。私は、医療の最終段階という言葉にハッとしました。薬剤師さんが医療行為を行う最終段階という強い自覚をもって仕事をされていることに改めて敬意を表します。