75歳以上、医療費窓口2割負担に怒りの声

10月1日から始まった後期高齢者医療の窓口2割負担に怒りの声が届いています。保険証が送付されてきたときに、1割、2割、3割の表示が記入されていました。年金額の200万円以上の人は2割負担という報道に、夫も2割負担で保険証が届くと思っていたところ、1割で届きました。区に問い合わせたところ、控除額が多いので1割負担だという説明でした。

西葛西在住の夫が90代の夫婦は2人で320万円をこえる年金のため2割負担となり、困ったとの声。地域を訪問していると、医療費負担のことが大きな話題になります。区の担当課は、3年間の激変緩和措置があると説明していますが、負担増は生活に直結します。窓口2割負担の高齢者は約2割、1万5千人です。区議団の控室にも怒りの電話がありました。

厚労省は、外来だけで一人当たり平均2万2千円増えて6万9千円の負担になり、入院分も含めた負担合計は年平均10万9千円になるとしています。窓口負担を2倍にしても、現役世代負担軽減の効果はわずか月30円。高齢者いじめといえます。2割負担はやめるべきであり、高齢者だけ切り離す後期高齢者医療制度も中止すべきです。