夫が認知症です
地域訪問をしていますが、夫さんが認知症で遠方まで出かけていくから、所在が分からなくなると探すのが大変だとお聞きしました。今は、靴の底にGPSを取り付けてあります。近くのスーパーに一緒に買い物に行った時、所在が分からなくなり、6時間も探したとのこと。この時は、警察にも捜索願を出して探しましたが、GPSを付けてからは、所在がすぐわかり迎えに行けるようになったというお話でした。デイサービスを利用しているものの、車から降りたとたんに、食事ができるようにしておかないと機嫌が悪くなるようです。食べたことを忘れ、また食べたがるからその対応も苦労しているとも。ケアマネージャーが適切な介護プランを示してくれたので安心しているとお聞きすると、国が実行しようとしているケアプランの有料化などとんでもないことです。
一緒に息子さん夫婦が住むようになり、2人の孫に癒されているとお聞きするとほっとします。認知症の方への対応はご家族の方が苦労されていますが、どこにでも出かけていく場合が心配です。このところ、近所の散歩コースを歩いて自宅に戻ってくるからほっとしているとのことでした。
誰もが認知症の可能性を持っています。認知症の方も安心して暮らせる地域づくりが待たれていると痛感した訪問でした。