坂尻まさゆき

ヘイトスピーチの自由はない

2019.06.10

68日、「ヘイトをさせない!許さない!練馬の集い」が開かれました。

321日に練馬区役所の場所を使い、ヘイトスピーチを繰り返している団体の代表を呼んでの講演会が開かれ、これに抗議する市民が集まり、大きな混乱が生じました。

 各地で繰り返されているヘイトスピーチが練馬にも持ち込まれています。
これまでヘイト団体を取材し,著書「ネットと愛国」などがある安田浩一さんが講演しました。

 ヘイトスピーチは、肌の色、国籍、民族など変えようのない属性を攻撃するもので、共通の土俵がなくケンカにならず加害と被害は一方的であること、多数派の少数派に向けた差別であるということです。

講演ではヘイトの現場を撮影したビデオも見られましたが、本当にひどいです。

 国連の人種差別撤廃条約を日本も批准していますが、差別を禁止し処罰することとした第4条についてだけ留保しているとのことです。

日本はその理由として、「わが国には深刻な差別はない」「表現の自由がある」としているといいます。

 しかし現にヘイトスピーチがあるほか、東京医科大の入試問題のような性差別など、日本には差別が存在しています。

また、確かに憲法には「表現の自由」がありますが、特定の国籍や民族に対する醜悪な言葉まで単なる表現として守られなければならないのでしょうか。

憲法12条では自由と権利を乱用してはならないこと、13条では、国民の権利については、公共の福祉(人権と人権の衝突を公平に調整すること)に反しない限り、最大の尊重を必要とするとしています。

自由や権利を乱用し、他人の権利を侵害してはならないということが言われているのです。

ヘイトスピーチは特定の人たちを差別し、野蛮な言葉で貶めるものです。明らかに他人の権利を侵害するもので、自由を盾に守られるべきものではなく、憲法に則れば非難され社会から排除されなければならないものです。

ヘイトスピーチ解消法が成立して3年たつものの効果は少なく、むしろ社会の中に差別的な考え方が浸透している感すらあります。差別に対するより厳しい対応が政治・社会に求められていると思います。

安田さんのお話では、なぜヘイトをやるのかというと、それは娯楽で、面白いからやっているだけだということが取材してわかったことだそうです。

そんな理由でヘイトをまき散らすなんて、本当に許せないと思います。いったい何が面白いのか。少数の、弱い立場の人々を追い込んで喜ぶ感覚が私には到底理解できません。

 ヘイトを許さないというだけでなく、社会的に取り締まる実効性ある対策が必要です。

罰則のある法律や条例の必要性を深く考えさせられました。

 

最近のNEWS

  • 2026.07.14

    さよなら原発宣伝に参加

    毎月11日に、原発ゼロを訴えるさよなら原発ねりまアクションの宣伝に参加しています。今月も11日に練馬駅南口での宣伝に出ました。 猫の着ぐるみを着た方も参加し、キャンプ用ソーラーパネルで太陽光発電の威力をアピールしました。 ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.07.08

    自転車ヘルメットの助成続いています

    令和5年(2023年)から、自転車に乗る際にヘルメットをすることが努力義務となり、同年から練馬区は自転車へルメットの購入費へ2000円の助成をしています。 今年度も継続していますので、ぜひご利用ください。 年齢制限はなく ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.07.07

    氷川台駅周辺地区計画素案の説明会

    2026年7月3日、4日に、都市計画道路放射36号線が今後建設されることにともなう氷川台駅周辺のまちづくりに関わる地区計画の説明会がありました。 地区計画とは、「地区の課題や特徴を踏まえ、住民と区が連携しながら、地区の目 ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.07.04

    介護・障害福祉事業所へ支援金給付

    物価高騰が続くなか、練馬区は東京都の「施設等運営支援臨時給付金」を、区として独自に上乗せもして給付してきました。 介護サービス事業所と障害福祉サービス事業所を対象に、運営が継続でき、高齢者・障害者が必要な支援を受けられる ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.07.03

    障害児・者の居場所事業が始まります

    練馬区は障害福祉サービス事業所や放課後等デーサービスにおいて、従来のサービス提供時間外で障害児・者が居場所を提供する「居場所事業」を開始します。 放課後等デイサービスでは、「学校の長期休暇中の障害児の居場所づくり促進事業 ...

    もっと詳しく ??