坂尻まさゆき

自由で開かれた民主主義?自民提出の決議案に反対

2022.09.08

練馬区議会第3回定例会初日の9月7日。

自民党の提案で「卑劣な暴力に屈せず、自由で公正な民主主義を堅持する決議」が与党の賛成で可決されました。日本共産党練馬区議団は反対しました。

決議文は、最初に安倍元首相の銃撃事件に言及したうえで、最後に「暴力の根絶と自由で開かれた民主主義の堅持に力を尽くしていくことを誓う」となっています。

しかし事件発生後、統一教会と安倍元首相が深い関係にあったこと、さらに多くの自民党議員が関係していることが次々と明らかになりました。

自由や民主主義を守らなければならないことは当然ですし、事件直後なら態度は違ったかもしれませんが、こうした情勢の下で安倍氏を引き合いに出して「民主主義の堅持」と言っても、説得力がありません。

こうしたことから、賛成はできないと考えました。

統一協会や国葬の問題があるいま・・・なぜ決議か

事件からあまり時間がたっていない時期に、他区議会で共産党が賛成したところもありますが、今の状況では統一協会の問題と切り離してとらえることは難しく、また今岸田政権が国葬を強行しようとしていること、反対の声が多数になっているも相まって、なぜ今提案するのかといった疑問もありました。

決議には他にも反対の会派があり、議会であげる決議は議会全体の意思を表明するもので、全会一致が望ましいものですが、その点でも問題がありました。

議会運営委員会でそうした意見を表明したところ、他会派の発言も含めて、自民党の委員からは反論がありませんでした。

自民党としての考えや思いがあっての提出だったと思うのですが、今の情勢があって反論しにくかったのか、そうしなくても可決できると思ってのことかはわかりません。

決議の内容は自民党にこそ問われる

安倍氏の国葬に16.6億円以上かかることが明らかになりました。法的な根拠もなく、国民大多数の支持もなく、閣議決定だけで決めていいことではありません。

国葬だからと、学校などの公的な施設や職場で、黙とう、弔旗・半旗の掲揚など弔意の表明を強制されることになりかねません。

これは内心の自由、ひいては基本的人権の問題であり、民主主義の根幹にも関わるのではないでしょうか。決議は自民党自身にいま、突きつけられていると思います。

最近のNEWS

  • 2026.05.27

    国基準でも保育園待機児童21人

    2026年4月1日時点での保育所待機児童数が公表されました。この間、練馬区は国基準に基づいて、親が育児休業中の子どもや、特定園のみ希望している人を待機児童の定義から外し、そのうえで昨年まで待機児童数ゼロ、5年連続だと宣伝 ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.05.11

    豊渓中の統廃合はやめ、学校選択制の廃止を

        統廃合が問題となっている豊渓中学校の学区域の子どもたちに対し、区は統合相手となる光1中への指定校変更を無条件に認めてしまいました。 そのことにより、例年40~50人程度入学していた子どもたちの数が一気に10人程度 ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.05.10

    ひどい 国保料・後期高齢者保険料値上げ!

     2026年度の国民健康保険料と後期高齢者医療保険料が、また大幅な値上げです。 40歳以上一人当たり平均の国保料は前年比1万45円増の20万2283円に、後期高齢者は単身、年収153万円で年1100円増の1万5200円と ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.05.09

    真の待機児童ゼロ実現を!

     練馬区は、保育所待機児童ゼロを5年連続達成したと宣伝していますが、実際には「保育所等に入れなかった児童」が毎年500人前後と高止まりしています。なのに来年度予算では立野町で取得した区有地に認可保育園を1園誘致するくらい ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.12.01

    差別のない優しい地域社会に

    2025年7月の参院選挙では一部の候補者や政党が、今の生活の苦しさはあたかも外国人が優遇されていることが原因かのような主張をして、社会に深刻な影響を与えました。 「外国人は生活保護を受けやすい」などなどの主張がありますが ...

    もっと詳しく ??