坂尻まさゆき

どうするコロナ対策

2023.02.20

 国は新型コロナの扱いを、季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げようとしています。

そうすると、感染者に対し入院勧告や行動制限を課すことができなくなります。いままで公費で行ってきた、治療費の自己負担への段階的見直し、ワクチンの自己負担化など国民負担増となれば、受診控えを招き、命に関わります。感染拡大を抑制できなくなってしまいます。

今までも国のコロナ対策はほぼ放置で無為無策でしたが、いよいよ投げ出してしまおうとしています。

受診できる診療所が増えると言っていますが、拙速に5類へ引き下げてもコロナの脅威が変わるわけはなく、医療機関も対応をハイそうですかと切り替えなどできないと思います。

 今後どうするのか、区に問いました。

Q 区長は、「国の方針決定を受け、適切に対応する」としている。マスク着用も国は個人の判断に委ねる方向だというが、区はこれまで着用の徹底を呼び掛けてきた。どうしようと考えているのか?

A マスクの扱いについて国は、見直し時期も含め早期に結果を示すとしている。感染拡大の場合には、一時的にマスクの着用を呼び掛けるなどがあり得るしている。区は国の方針に沿って、適切に対応する。

Q 検査キットで陽性が判明した場合、発熱外来で診察を受け、発生届という運びだが、発熱外来に電話が通じない、つながっても予約がいっぱいということが少なくない。電話がつながらず、あきらめた高齢者もいる。なぜこうなるのか、理由と改善策は?

A 令和2年10月から、東京都が「発熱相談センター」、区もコールセンターを設置し、発熱外来を複数紹介している。

Q 高齢者施設でクラスター感染が多発、入院できず施設に留め置かれたことが被害を広げた。病床ひっ迫と救急医療の崩壊が深刻になった。高齢者施設での頻回検査や、治療を受けられない事態をうまない対策など、5類に移行した後も引き続き対策を。

A 国はクラスター防止対策を続ける。東京都は、高齢者施設等職員への検査の継続を要望している。引き続き、病床の柔軟な対応を行うとしている。

Q 都立病院・公社病院の独立行政法人化が機能を低下させている。脆弱な医療体制の強化を国、都に求め、5類への引き下げは中止するよう国に求めること。

A 独法化は、感染症、救急、小児、周産期など行政的医療の提供や地域医療の充実への貢献など、都立病院が担う役割を安定的に果たすためのもの。(5類への引き下げについて)国に意見を挙げる考えはない。

区は国の方針に従うだけのようです。電話がつながらないことに対しては答弁がなく、対策はないと思われます。ワクチン接種では「練馬モデル」をつくったと随分自慢していましたが、感染防止対策では練馬区としての自主的な姿勢が大きく見えません。

国が対策を国民の自己責任に投げ出そうとしているもと、ここでぜひ「練馬モデル」をつくってはどうか。入院治療のことまで区で体制をとることは難しいと思いますが、検査をより気軽に受けられるような施策、保健所の体制強化など、区の手が届くところでぜひ取り組んでほしいと思います。

最近のNEWS

  • 2026.05.27

    国基準でも保育園待機児童21人

    2026年4月1日時点での保育所待機児童数が公表されました。この間、練馬区は国基準に基づいて、親が育児休業中の子どもや、特定園のみ希望している人を待機児童の定義から外し、そのうえで昨年まで待機児童数ゼロ、5年連続だと宣伝 ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.05.11

    豊渓中の統廃合はやめ、学校選択制の廃止を

        統廃合が問題となっている豊渓中学校の学区域の子どもたちに対し、区は統合相手となる光1中への指定校変更を無条件に認めてしまいました。 そのことにより、例年40~50人程度入学していた子どもたちの数が一気に10人程度 ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.05.10

    ひどい 国保料・後期高齢者保険料値上げ!

     2026年度の国民健康保険料と後期高齢者医療保険料が、また大幅な値上げです。 40歳以上一人当たり平均の国保料は前年比1万45円増の20万2283円に、後期高齢者は単身、年収153万円で年1100円増の1万5200円と ...

    もっと詳しく ??

  • 2026.05.09

    真の待機児童ゼロ実現を!

     練馬区は、保育所待機児童ゼロを5年連続達成したと宣伝していますが、実際には「保育所等に入れなかった児童」が毎年500人前後と高止まりしています。なのに来年度予算では立野町で取得した区有地に認可保育園を1園誘致するくらい ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.12.01

    差別のない優しい地域社会に

    2025年7月の参院選挙では一部の候補者や政党が、今の生活の苦しさはあたかも外国人が優遇されていることが原因かのような主張をして、社会に深刻な影響を与えました。 「外国人は生活保護を受けやすい」などなどの主張がありますが ...

    もっと詳しく ??