練馬では、この5年間待機児童ゼロと宣伝してきましたが、今年度は待機児童数21人となりました。
しかしこれは、育児休業中であるなどを数から除いてしまう国基準に沿ったものであって、「保育所等に入れなかった」子どもたちは771人もいるのが現実です。まさに隠れ待機児童です。
東京都による第1子保育料無償化が要因とされていますが、いずれにしても認可保育園を増やさなければいけないと思います。地域によって需要に差がありますし、場所の確保の問題もありますが、認可保育園の増設を求めていきます。
谷原—— 一定期間の有効活用
こうしたなか、前区長のもとで閉園計画が進められていた谷原保育園をどうするのか、吉田健一区長には公約との関係で対応が問われました。
すでに在園児がいなくなっていますが、区長は待機児童が発生したことから、「一定期間の有効活用を検討する」と表明しました。
近隣の私立保育園(しろくま保育園のことと思います)への影響も考慮しながら、具体的な検討を進めるとのことです。
しかし一定期間となると、いずれは閉園するという風に取れます。谷原近辺は保育園が少ないことから、谷原保育園は存続させ、私立と区立、併存でいけばいいと思います。
区立保育園は区内全体の保育水準のモデルようなものであり、私立が増えているからと言って減らしていいものではありません。もちろん、私立保育園でも保育士の皆さんが頑張っていると思いますが、企業が保育を儲けの場とみなして参入してきているもと、利益を大きくするために保育士の賃金が低く抑えられています。
処遇が低いために保育士が定着しないことで、保育水準に影響を与えている面があります。そうしたことがあるだけに、利益の多少に左右されず、子どもたちのことを第一に考えやすい区立園の重要性はこれからも変わりません。
谷原保育園の存続をこれからも訴えていきます。
稲荷山公園整備は立ち止まる
大泉町で計画されている稲荷山公園整備計画は、400世帯以上を立ち退かせるものであり、多くの住民が生活への不安を抱えています。
住み続けたい住民も、これを機に移転を望む住民もいて、双方が納得できる解決策が求められています。
今後どのように進めていく考えなのか、吉田区長に問いました。
区長からは、「公園整備に対する地域の理解は不十分」「計画は一旦立ち止まり、土砂災害が発生する恐れがある地域への対応など、方策を検討する」との答弁がありました。
地域の方々の様々な考えをうかがい、公園整備のあり方について検討を進めるということです。
もともとは稲荷山公園整備計画も、前の区長の指示のもと住民との事前の話し合いがきちんとなされず、計画提案のあとも合意形成が不十分なまま正式に計画決定されてしまいました。
この公園整備はまったく急ぐ必要のない計画です。いくらでも時間をかけて、住民が納得できるよう話し合ってほしいと思います。
※サムネイル画像は稲荷山公園とは関係ありません
