坂尻まさゆき

2018年第1回定例会終わる

2018.03.11

3月9日に、2018年練馬区議会第1回定例会が閉会しました。

最終本会議で、党区議団は島田拓区議が予算、介護保険条例改定は米沢ちひろ区議、私は国民健康保険料の値上げ条例に、それぞれ反対討論を行ないました。

練馬区の2018年度予算は2636億5800万円で過去最大です。
しかし、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療は軒並み保険料を値上げ。国保は区が23億円も財政支出を減らし、区民に負担を押し付け。介護は負担率の低い高額所得者への引上げと合わせ低所得者の引き下げを求めましたが、これを区は受け止めません。

また、安倍政権が狙う生活保護引き下げは、「適正」「科学的知見によるもの」と容認し、就学援助や住民税非課税など他の制度にも連動することにも何も対応せずそのまま適用するというのです。最近でも2013年以降、10%以上保護基準が引き下げられた結果、練馬区区内小中学校における就学援助の準要保護世帯は10281世帯24.3%が8263世帯19.8%へと大きく低下しています。
子どもの貧困が問題になっているのに、こうした肝心なところで区民に冷たいと言わざるをえません。

また、保育園は昨年以上に待機児が深刻になろうとしています。区は、23区の先頭に立って前に進むなどと言いますが結局区民は置き去りです。

一方で、2017年度補正予算では総額46億円も当初予算を減額し、財政調整基金を57億円取り崩す予定だったところを40億円積み戻し、大江戸線延伸基金にも7億円積み立てるなどしました。財調基金は3月末時点で400億!各種基金の総額は862億円にもなります。この財政力を今目の前で困難に直面している区民のために活かし、願いに応えるべきです。

最近のNEWS

  • 2025.12.01

    差別のない優しい地域社会に

    2025年7月の参院選挙では一部の候補者や政党が、今の生活の苦しさはあたかも外国人が優遇されていることが原因かのような主張をして、社会に深刻な影響を与えました。 「外国人は生活保護を受けやすい」などなどの主張がありますが ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.11.21

    氷川台駅の横断歩道存続!さらに改善を

    大型道路・放射36号線の建設にともない、なくしてしまう計画だった氷川台駅「マクドナルド前の信号機つき横断歩道」について、東京都から「存続させる」との回答がありました。 今年5月、住民の皆さんとともに東京都に要望書を提出し ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.11.20

    練馬区立美術館の改築経費 76億円➡倍以上に膨張⁉

    前川練馬区長は、現存の区立貫井図書館・美術館、そしてサンライフ練馬を取り壊す『区立美術館・図書館再整備計画』を、住民反対の声を聞かずに進めてきました。  そんななか、区長は9月の練馬区議会所信表明で、美術館再整備について ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.10.29

    木造住宅へ 感震ブレーカー購入費用に補助開始

    練馬区は、区内全域で木造住宅を対象に感震ブレーカー購入費用への補助を開始しました。感震ブレーカーとは、地震による大きな揺れを感じた際に自宅内のブレーカーを自動で切ってくれる装置です。共産党区議団は災害発生時の通電火災を防 ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.10.27

    2024年度、練馬区の決算は

    練馬区議会定例会が9~10月にかけて開かれ、昨年度2024年の練馬区財政の決算について審議が行なわれました。昨年2024年度の決算は約80億円の黒字で、ため込んでいる基金の総額は前年から約94億円も増え1,286億円余と ...

    もっと詳しく ??