船堀駅周辺に図書館を

8月24日、「船堀駅周辺に図書館をつくる会」の今後に向けての学習と意見交換の場があり参加しました。船堀コミ館の会場はいつもはダンスなどのレッスンができる集会室兼用の場所でしたので、テーブル椅子のセットからはじめ、つどいが終わればフラットに戻すという段取りでした。準備された皆さん、ありがとうございました。代表の前川さんが、昨年2月に船堀の駅周辺の街づくりを聞いたことから、4月に会を立ち上げ、6月に図書館建設の要望の陳情を提出した経過を説明。署名の公的な最終記録は8958名。この数だけでもすばらしいのに、さらに9000名にしたいと78名分を追加提出しましたが、議会運営の都合でカウントされませんでした。街づくりするなら図書館を作ってほしいという願いは地域の方に受け止められ、船堀駅の署名行動には多くの署名が寄せられました。みなさんの願いに区長も「新しい図書館」を作ると議会で答弁するまでになりました。しかし、この「新しい」という形容詞が問題です。区長は「船堀駅前の再開発ビルにの中に床を確保し、充実した文化、交流拠点としての機能を持つ新しいスタイルの図書館を含む複合施設の検討を進める」と答えています。東京新聞の取材も受けた前川さんは「住民の調査研究うあ教育に役立つ公立図書館にしてほしい」と図書館法に基づく公立図書館をと強調しています。『新しい』図書館は、本の貸し出しはしない、デジタル情報、有料の閲覧室(大和市のシリウス)の可能性があります。新しい署名に取り組むことが確認されました。会の皆さんのエネルギーに学びながら、区議会で質問します。

「日本の図書館統計と名簿2023」、令和3(2021)年市町村決算カードによれば、図書館費の専任職員の人件費と図書館費実額は多いが、全館が指定管理のため、区の職員で専任職員と司書はゼロになっています。他にゼロは、千代田区、中央区、港区、中野区。指定管理(江戸川区は11年)が続けば行政が運営するノウハウを持てなくなり、直営に戻すのは困難ということが見えてきました。図書館に指定管理はなじまないと、意見を繰り返し述べていきます。